2014.11.11~13

10日の晩に松本へ戻り事務所の寮に宿泊。
11日から3日間、長野の遭対協の研修会があり
県警や民間の救助隊の方々と一緒に訓練する。

山岳会に所属していた時も定期的にある訓練に参加していたけれど、
今回は県警の山岳救助隊とご一緒できるとあってヤル気倍増。

県警ヘリの『やまびこ1号』も使っての研修


初日のヘリを使ったプログラムをすごく楽しみにしていた。
河川敷にあるヘリポートにヘリが入って来るのをみんなで迎え、
ホイスト訓練の手順についてのレクチャーを受ける。

そしていよいよ訓練!
って時にまさかの道迷いで救助要請がありヘリ出動。
楽しみにしていたホイスト訓練は中止となりました。
残念だけど仕方が無い。。
現場に駆けつけるヘリを皆で見送る。
(翌日、道迷いの方は無事に発見されました)

初日はヘリ中止→翌日の山中訓練のシステム確認
2日目は引き下ろし・引き上げの反復訓練
3日目はヘリ訓練
という内容だった。
久しぶりにシステムについての論議が出来て、
実り多い研修会になりました。
着陸するやまびこ1号

搭乗中、結構風があり揺れた。(けんちゃん撮影)


しかし、夕食後の懇親会で飲む酒の量が凄まじい。
日中の訓練が終わってからが本番なのか⁉︎

救助の第一線にいる県警山岳救助隊の方々とゆっくり話をするのは初めて。
登山者への安全の促しや問い合わせの対応、
今年起きた遭難事故対応の詳細を聞いていて胸が熱くなる。

とある隊員さんは御嶽山噴火の日は非番で、
友人の結婚式で栃木県に行っていたとのこと。
出動要請の連絡時に現状を報告すると、
「翌日の朝イチで帰って来い」との指示。
2次会は辞退して帰ることにしたそうだ。
楽しみな予定を中断して危険がある任務をこなさなきゃならないことの大変さは、
容易に想像できること。
「でもね、周りからは『大変な仕事』だけで片付けられるのだけど、
こういう仕事についているから見えてくる幸せもあるんだよね
「噴火があと1時間早ければ、式が始まる時間が違ったら
僕はその友人の結婚式に参加出来なかっただろう。
友人がこのタイミングで自分を招待してくれた事へのありがたさ湧いてきて、
目の前の時間をより大切に感じて過ごすことが出来るんだ」

2次会に参加できなかった残念さよりも、
披露宴に参加出来た喜びを大切にする感性は格好よすぎるでしょう。。
やはり救助隊って凄い!