2015.1.27

今日は午前中に歩荷。
慣れてきたのか40kgなら苦にならなくなった。
今日は、歩荷はウォーミングアップ。

午後からはキャンフェスに向けての準備で、
単管を運び出してセルフビレー用のアンカーを組んでいく。

昼食に豚の生姜焼きを食べて、
作業を頑張ろうと真っ先に外に出た瞬間
すぐ右手の屋根から雪が滝のように落ちて来るのが見えて、
慌てて室内に身をかわした。

直後、すごい轟音とともにひざ下まで雪が押し寄せてきた。
屋根の上で全層雪崩が起こったのだ。


屋根の雪で1mくらい埋まってしまった。

雪かきはこまめにしているのだけど、
一晩でまとまった積雪があるとどうしてもこういう事が起こる。

昨日綺麗にかいた倉庫の扉が埋まってしまったので、
そこをまた掻き出すところから作業がスタート。
1時間以上の想定外の仕事になった。

その後も中まで氷がぎっしり詰まった単管を掘り起こして運び出し、
ようやく作業の準備を整えて本日のスタート地点に立った。
急ピッチで作業を進めて、
何とか夕方ごろにひと段落。
なかなかハードな1日だった。

2015.1.26

今日から『キャンフェス』の準備が本格化する。

今日の作業は
・雪に埋もれた資材を発掘すること。
・資材を使ってメーカーブースのエリアに囲いを作ること。

僕の仕事は雪かきと物資の運搬、
初年度で勝手知らない僕は自ずと体力仕事をすることになる。

仕事の前にチェックしたFacebookで、
友人がクライミングの腕をめきめき上げているのを見て感化されたのだろう。
良いトレーニングになると仕事にも熱が入った。

今日の作業は15時頃に完了。
想定よりスムーズに進んだ感じだ。
このあと夕食の準備に合流になるのだけれど、
その前に2時間ほど休憩をもらう。
疲れてはいたけれど、
1時間ほどキャンディでトレーニングすることにした。

このタイミングで一緒に遊んでくれるパートナーは見つからなかったので、
下部をへつったり、シットスタートで2・3手登ってクライムダウンしたり。
ハングの乗っ越しを練習する良い場所も見つけて、
ボルダージムで遊ぶ感覚でアイスができた。

思ってたより刃のかかりが浅くても、
足ブラに十分耐えられる強度がある事。
脱力して体を安定させてから、
アックスを振るう動作への流れを意識する事。

ひとり遊びでも結構な収穫があって満足。
アックスの振り方と研ぎが未熟な為、
氷を砕いてしまうことが何度かあった。
落氷を顔に受けてちょっと流血したけど、満足。


キャンディは貸切!

最後にドライパートをトラバースして遊ぶ。
アンダーの効かせ方が上手くいかずに数回吹っ飛んだ。


ヘッドをしっかり立てて、
テコを効かすように荷重をかけるのがポイントか。

ホールドと手の間に道具が介在する感覚は、
僕にとって新しい感覚。
疲れも吹っ飛ぶくらいに楽しい。

2015.1.24-25

みんなと同じ6:30に起床。
いつもなら朝仕事をするのだけど、
行者小屋の支配人さんとふたり皆より早く朝食をかきこんで
客食用の生鮮野菜を背負って出発。

出発直後、大阪でお世話になったYさんとKさんに再会。
鉱泉の小屋前でテントを張っていたところに、
偶然通りかかったのだ。

「丁度よかった!これお土産」
とチーズケーキの差し入れまでいただいた。感謝!

行者小屋に着いて、
持ってきた荷物を下ろしたらすぐに水汲み作業をする。
水タンクを引きずって何往復もするのはなかなかハード。
しかし、いい運動で軽く汗をかくようなことはない。
放射冷却でキンキンに冷えた朝の空気と、
低い雪温に運動の熱も全て奪われていった。
足の指先の冷えが痛みに変わって、ついには感覚が無くなる。
今回の水汲みはなかなか厳しかった。


今朝は人通りが多い。


朝日を浴びる阿弥陀岳
いい天気だからけっこう人が入っているよう。

約2時間ほどひたすら水汲み作業をしてようやく本日のノルマ達成。
今週は山岳会の団体利用で大口の予約が入っているから、
準備しておく水の量も多かった。

ひっきりなしに仕事をして、
あっという間に消灯時間。
晩は何をする元気もなく21時過ぎに就寝。

日曜日は5時前に起床。
朝食の準備がひと段落したら全館掃除。
汗だくになって駆けずりまわったのだけど、
今回は全部終えるのに6時間かかった。

小屋閉め作業をして鉱泉に戻ったのが15時半過ぎ。
2時間ほど休憩して鉱泉業務に合流。
今週は鉱泉の方は余裕があったみたいで、
時間がゆったりと流れている感じがあった。

来週末は『アイスキャンディ・フェスティバル』というイベント、
略して『キャンフェス』が控えている。
明日からは外作業担当でしばらく肉体労働が続く予定。
ビールの1本でも飲んで慰労ムードに浸ろうかとも思ったが、
眠気に素直に従って早く寝ることにした。

2015.1.23

11時に鉱泉から約2.5km離れた所にある堰堤広場で待ち合わせ。
鉱泉からは僕ひとりが下りる。
休暇明けのスタッフと合流して、
冷食やカップラーメンなどを5・6人で担ぎ上げる段取りだった。

出発時間がおして、
駆け足で集合場所へ。
無事に2分前に到着!
まだみんな来ていなくてホッと一息。
呼吸を整えてから倉庫内から持って行く物品を確認して、
あとはみんなが到着するのを待つのみになった。

若旦那は車の運転が上手くて、
大体待ち合わせ前に到着しているのだけど今日はまだ来ていない。
昨日・今日と滑りやすい湿雪のまとまった積雪があったので、
スムーズに来れないのだろうと待つ。

待つこと15分。
体が冷えてきた。
歩荷をするとすぐに体が熱くなるから、
ハードシェルの下はTシャツとパンツのみ。
こういう動かない状況には弱い。
腕組みして倉庫のトタン屋根の下、
しんしんと降る雪を眺める。

待つこと20分。
さすがに遅いと思い、
鉱泉の業務用の携帯に電話するがつながらず。
寒さで足の指先が痛くなってきた。
倉庫の中から食品を凍らせないように保温する毛布を引っ張り出してきてくるまる。
状況がまだ定まらないのでこのまま待たなきゃならない。
遭難してるかのよう。

待つこと30分。
休暇明けでこちらに向かっている支配人のSさんと電話が繋がる。
車のトラブルで動けなくなっているとのこと。
倉庫内にある荷物を歩荷して、
いったん鉱泉に戻るように指示があった。

「来週末のイベントでおしるこを作るから、あんこを持ってきてほしい」
という話を先輩から受けていたので、
あんこがぎっしり詰まった一斗缶をふたつ背負子にくくり付けた。
少し重いなと思ったけれど、
寒さを紛らわせるために体を動かしたいという生理的な欲求が強くて
荷を作り直さずにそのまま出発。

今日は足取りが重い。
昨日の疲れがあるのだろうか。
荷物が重く感じる。。

重荷に喘ぎながら歩くこと1時間ちょい。
バテバテで鉱泉に到着。
荷を解いて重さを計ると、合計50kgだった。
あんこはもともと好物なのだけど、
その重みを体感してますます自分の中での価値が上がった気がした。


今日は1便で物資の運搬が終わるはずだったけれど、
搬入トラブルで結局2往復することになった。

やはり車では堰堤広場まで入って来れない状況だったけれど、
赤岳鉱泉グループの秘密兵器が投入されて解決!


秘密兵器の雪上車

2便目は嵩はあるけれど軽めの荷物。
足取りも軽快に、みんなで列をなしたまま赤岳鉱泉まで行進した。

無事に物資の搬入完了!

そして週末に突入です。

2015.1.22

今日の仕事は歩荷。
生鮮野菜を背負って2往復するのがミッション。

朝から湿性の重い雪が降っていて、
見る見る間に積もっていく。
踏み固められた登山道の上に新雪が乗って、
とても滑りやすいコンディション。
迷った末に長靴にチェーンアイゼンを付けて出発するが、
湿り気のある雪がチェーン部分にくっついて団子になり
バランスシューズのような状態になってしまう。
荷物を取りに行くまでの道中で外すことにした。

重荷を背負うとバランスを崩した時に体ごと持っていかれるし、
転んだら起き上がるのに難儀する。
なにより、大事な食材にダメージがあってはいけないので、
路面のコンディションが悪い時は労力も大きくなる。


道中で会った登山者が写真を撮ってデータを送ってくれました。

今日は道のコンディションが悪かったけれど、
荷物が軽めだったので救われた。

明日も歩荷。
週末に備えるべく、頑張ります。

2015.1.21

朝仕事のあと行者小屋へ。
納豆を一箱だけ持って行ってくれとの指令あり、
小脇に抱えて出発する。

今日も雪かきが仕事。
行者小屋の1階部分を掘り起こして、
給油室を開放して外部タンクへの給油と
食堂の窓から光が差し込むようにするのが本日のミッション。


まずは重機で溝を掘って、


雪に埋まった給油室を発掘。


硬い雪の層や凍りついた南京錠を突破して、
扉を開けた時はちょっとした達成感を感じた。


16時過ぎに作業完了!

前回と違って天気が良かったので、
作業に集中できて捗った。
とりあえず完全に必要な雪かきは完了!

しかし、明日は雪の予報。
雪かきはし続けるものなのである。

2015.1.19

今日は朝仕事の後に3人の選抜隊が結成され、
行者小屋の雪かきに。
もれなく僕も選抜された。
天気は悪く、気温も低い。

10時に鉱泉を出発する予定だったが、
掃除が長引いて20分ほど遅れて出発。
Kくんが手伝いを買ってくれていて、
10時半に行者小屋で待ち合わせをしていたので
先発隊で走って行者小屋へ。
Kくん、待たせてすまん!

みんな合流して、
まずは屋根の上に積もり積もった雪を下に落としていく。

Kくんはバスの時間ギリギリまで手伝ってくれました。
ありがとう!

スノーダンプを持って屋根の上を駆けずり回ること1時間。
屋根の上の雪が減った分、
1階部分が完全に埋まった。


Kくん撮影(この後、4時間作業を続けました)

雪かきは続く...

2015.1.18

お客さんの食事を作るために5時過ぎに起きる。
コタツで寝たために眠りが浅く、
夜中に何度も目が覚めて寝不足気味。
眠気が取れないまま朝食の準備を進めていると、
不意にソーラーのバッテリーが落ちて電気が消える。
急いで発電機を回して電気を復旧させるが、
そのトラブルに対応した時間のロスを取り返さなきゃと焦る。
おかげで目が覚めた。

無事に朝食時間に間に合わせて、ほっと一息。
朝食休憩をしてから朝仕事。

支配人さんと二人きりの運営なので、
食堂・部屋・トイレをひとりで掃除。
掃除が終わったらすぐに小屋閉め作業。
ひと段落したのは13時をまわった頃だった。
土曜に小屋開けして日曜に小屋閉めするのは、
なんだかんだでやる事が多くて慌ただしい。

14時過ぎに鉱泉に戻る。
今日は日曜だけど団体さんの予約が入っているので、
2時間休憩して厨房に入ることになった。

ちょっと疲れていたけれど、
たまたま同じタイミングで休憩になったAくんと意気投合して
休憩時間はキャンディで遊んだ。
途中で吉四六さんも合流して、
3人で交代しつつ登る。

トップアウトした吉四六さんとビレーするAくん

バーチカルを3本登って、
最後はハングに挑戦。
トップアウトするところで力尽き、
アックスを落としそうになるがなんとか堪えてトップアウト!
休憩時間ギリギリまで楽しんで、
良い終わり方ができて満足。
ただ、その後手に力が入らずに
醤油を運んでいて手元が狂いこぼしてしまった。
こうまでヨレるのは久しぶり。
この疲労感が少し懐かしくて愛おしい。

今日は旧知の友人ゲストが2組も来てくれたのだけど、
なんだかんだで消灯まで仕事していてゆっくり話が出来ず。

消灯後に大阪のジム仲間Kくんと軽く一杯飲みながら近況を語り合った。
充実した1日だった。

2015.1.17

朝食を食べてすぐに身支度をして出発。
今週末は行者小屋で過ごす。

到着してすぐにポリタンクを抱えて、
小屋から100mほど離れた水場にダッシュ。


タンクいっぱいに水を入れて小屋まで十数往復。

年末年始営業ではホースを小屋までつないで
水を引いて来ていたのだけれど、
土曜の宿泊のみの営業なので
ホースの管理の手間よりも水を汲んで運び溜める
というやり方が効率がいいのである。

水の扱い方が変われば家事が変わる。
食器洗いや料理、掃除をしていて
勝手の違いを面白く感じた。

支配人さんと二人きりの営業。
鉱泉のような忙しさはないけれど、
少人数運営は気が疲れる感じがする。

晩は休憩所のコタツから出られずに撃沈。

2015.1.13

9日金曜の朝集合。
自分の荷物と歩荷の荷物を合わせて40kgほど背負って赤岳鉱泉に戻る。
私物のザックに重いものを入れていて、
そのザックを荷物の一番上に横付けしたものだから
重心が左寄りで背負い辛かった。

しかし、今回は嬉しい重さ。
一番のメインは長谷さんからの差し入れのお酒。
本日解禁のしぼりたての新酒!

普段は酒を飲まないスタッフも「美味い」と言って飲む。
連休前の景気づけだ。

週末の3連休は目が回るような忙しさ。
土曜日は250人以上、日曜日も150人以上の泊まり客が居て、
月曜日は祭りの後片付け、
そして今日は朝からヘリ荷上げ。
槍に比べてヘリが次に飛んでくるまでの時間が短くて、
それまでにヘリポートを空けておかなくてはならない。
ガスボンベ60本に、飲料50ケースetc
重荷を持って雪面を駆け回った。

夕方ごろようやくひと段落。
夕焼けが綺麗でした。

洗面所の窓から撮影

ひと段落したと言っても、
平日の割には泊まり客が多くてすぐに厨房に入る。

今週は支配人さんをはじめ3人が休暇なのだけど、
平日の予約が普段より多いから忙しそうだ。

2015.1.7

休暇の中日は白馬にある『雷鳥ヒュッテ』に遊びに行った。
槍ケ岳山荘グループ直営のスキーロッジで、
先のシーズンに一緒に働いた面々と久しぶりに再会した。

支配人のKさんはじめ、
居候ながら歓迎してもらい
久しぶりのスキーも満喫。

Kさんの装備を貸していただき、
マスターに広々とした八方尾根スキー場の色んなコースを案内してもらった。


マスター、ありがとうございました。

2015.1.5

朝番で5:00起床。
今朝は寒さが少し緩んでいる感じ。
それでも氷点下の室内。
枕元に置いていた飲みかけの烏龍茶はガチガチに凍っている。


放っておいたら春まで溶けない

余談だけれど、
ペットボトル飲料の凍りやすさは
なっちゃん<ポカリ<ペプシ・CCレモン<烏龍茶
という具合らしい。
いちど凍ったものはお客さんに出せないので、
凍らせないために冷蔵庫に入れたり、
毛布や布団をかぶせて防寒対策を整える必要がある。


今日で正月営業が終わり。
これから行者小屋は週末のみの営業となるので、
掃除の後に小屋閉め作業をする。

僕はビールやジュースなどの飲料を一ヶ所に集めて梱包する作業につく。
まずは机の上に毛布を3枚敷いて、
飲料を隙間なく積み上げ、毛布を4枚と掛け布団を8枚かける。

窓際のテーブルの上で熱伝導を防ぐ梱包をした。

作業はちょうど正午で終了。
このまま休暇に入ります!

今日はよく晴れていて、気持ちよく下山。
一緒に下山した吉四六さんが「春の陽気だね」と言っていた。

実家に戻る道の途中で表示されていた気温は0℃
今までの環境と比べると温度差20℃!
体調崩さないようにしないといかんな。

2015.1.2

朝番のため5:00起床。
室内に設置した温度計が−12℃!

各所に設置されたストーブに火をつけてまわり、
厨房の大鍋に湯を沸かすべくコンロに点火する。
いつもならこれで暖かくなるのだけど、
今朝の冷気は手ごわくて
ダウンの上からエプロンを着けて調理にとりかかった。

今期最強の寒波が来ると聞いていたけれど、
『最強』の名は伊達じゃない。

掃除の時間も熱湯で雑巾を絞って床を拭くと、
床についた細かな水滴がたちまち凍ってしまう。
きのう、一番暖かいインナーに着替えて、
防寒対策のレベルをひとつ引き上げたのだが、
それ以上に寒さがレベルアップした様子。

寒いと出不精になるもんだけど、
最近の日課となっている鉱泉までの往復は行くことにする。
全身に鳥肌を立てながらよく冷えたウェアを着て、
「寒い」を連呼しつつ外に出ると
目の前には久しぶりの青空が広がっていた。

鉱泉までの道を駆け抜けて、
在庫を切らしたごまドレッシングをザックに入れて復路。
帰りはゆるい上り坂が続くのだけど、
太陽に向かって走るのは気持ちがいい。

凍てついた木々に光が届けられる


余裕もあったので帰る道中、中山展望台に寄り道。
写真を撮りにきた方が3名いらっしゃった。

雪煙舞う阿弥陀岳とカメラマン達

日ノ岳
今日の眺めは最高だった。


行者小屋への帰り道、
先日合流した元支配人Nさんのお子さん2人が
そり遊びをしていた。

YちゃんとKくん


乗っ越し〜行者小屋へのトレースをコースにしてボブスレー。

Yちゃんが初めて行者小屋はに来たのは
なんと2ヶ月半の時というから驚きだ。

年末年始を家族と山小屋で過ごす一家との生活は、
賑やかでとても楽しい。

2015.1.1

あけましておめでとうございます。

天気が良くないのもあってか、
静かな年越しとなりました。

行者小屋ではアナログ放送の頃はテレビの入りも良かったようなのだけど、
デジタルに変わってからはさっぱり映らない状況。
お客さんに年越しそばを振舞ってから、
「去年の紅白歌合戦のDVDを見よう!」
という素敵な計画も持ち上がっていたけれど、
DVDが見つからず頓挫する。
携帯の電波状況もよくないので、
元支配人のNさんと日本酒を飲みながら年を越した。

静かに迎えた元旦。

お客さんがトイレの窓にびっしりついた霜を削って、
新年の挨拶を残していた。


僕も隣の個室の霜を削って新年の挨拶を


冬型の気圧配置が強まり、
午後には今期最強の寒波が到来したそうな。

晩に部屋へ戻ると飲みかけの烏龍茶がフローズン状態になっていた。
明日は朝番。
ダウンを着たまま冷たい毛布の中に滑り込む。
いちど布団に潜ると、
自分の体温で布団を暖めるのをじっと待つばかり。

明日の朝はきっと寒い。
心の準備をして入眠する。

2014.12.29

南岸低気圧の影響で一晩で30cmくらい雪が降った。

行者にいる間はずっとトイレ掃除をやる事になったのだが、
まとまった雪が降ると外トイレの扉が開閉出来なくなるので
除雪作業の一手間が増える。

こういう日に限ってトイレが汚くなっていて、
昨日よりも30分以上時間がかかってしまった。

今日は年内最後の歩荷日。
行者からだと鉱泉からさらに1.5kmほど山道を歩かなければならない。

11時半に登山道の起点の堰堤で待ち合わせの予定だったけれど、
こういう日に限って1時間前倒し。
急いで掃除をひと段落させたのが9時半。
もはや歩いたら間に合わない時間。
急いで身支度して出発。

こういう日に限って新雪で足元がわるい。
結構頑張って、待ち合わせの5分前に無事に堰堤に着いた。
この時点で汗だくだく。
荷物を背負う前にエネルギーを使いすぎた感がある。

幸い今回の荷物は30kg程度。
雪が降りしきる中、駆け下りた道をのろのろと登り返す。


先に出発した吉四六さんの後を追う


鉱泉に着いて荷を作り直し再出発。
息切らせて歩いているときはものすごく暑いが、
10分ほど荷造りするだけで凍える寒さ。
休憩をとるよりも体を温めたかったので、
早々に出発。
13時過ぎに行者小屋に戻ってきた。

寒そうに歩いている登山者。食堂の窓から撮影。


年末年始の物資、無事に運搬完了!
あとは小屋内業務を頑張るのみ。