2014.3.16

昼過ぎに十三のクライミングジムOCSへ。
アウトドアにハマって山の仕事を生業とすることを決意するに至ったのは、
約3年前、友人にこのジムに連れて来られたことがキッカケになっている。

最初の1年は前職絡みの資格習得のために奔走していたため、週に1回しか通っていなかったのだけれど、、資格取得してひと段落してからは多い時で週に4・5日は通っていた。

度を越すようなハマりっぷりの僕に
「よく仕事で疲れた後に疲れることをやれるねぇ」
と半ば呆れたように同僚は言っていた。
確かにクタクタになる毎日だったけれど、仕事で嫌なことがあってもクライミングすると気持ちが面白いくらいにリセットされる。
登ることに集中しなきゃ難しい課題は登れないので、壁に張り付いていると頭の真ん中にあった雑念や悩みが端っこに追いやられて見えなくなる。そうして、あらためて懸念していた物事に向き合うと別の角度から振り返られたりして気が楽になる。そんな効能も実感していた。
『精神的な疲れは肉体的に、肉体的な疲れは精神的に解消せよ』
という格言がをきいたことがあるのだけど、まさにその通りだと思う。


久しぶりのホームジムで久しぶりの面々とマンスリー課題のセッションをする。
みんなで登ると楽しさも増す。
1人だったら早々に「もういいや」になってたであろう課題を粘った末に落とせて満足。

足繁くジムに通っていると人見知りな性格の僕でも人の輪がどんどん広がっていく。
一緒にセッションしたり、休日に登山に出かけたり、美味いものを食べに行ったり。
振り返ると、ジムを通して出会った仲間たちと共有してきた何気ない時間が、
かけがえのない思い出として自分の中に残っていることに気付かされます。

晩にはジム仲間のT辻さんが発起人となって、
東京に転勤する【こよさん】と僕の送別会を開いてくれた。



飲み会の後に居酒屋の前でみんなで記念撮影。
岩場帰りに合流してくれた人、
鳥取でフルマラソンを走ってきたあとに駆けつけてくてた人、
日曜の晩にも関わらず24名もの仲間が集まってくれました。
「参加できずにゴメン」とわざわざ連絡をくれた方もいます。

「さよなら」ではなく「行ってらっしゃい」と送り出されて、ちょっと泣きそうになった。



「似合いそうだから」と、
餞別に戴いた『Brocco Lee』のTシャツ。
ブロッコリーとブルース・リーをかけた可愛らしいキャラが描かれている。
あはは、嬉しいねぇ〜

人の縁に恵まれていることに感謝。身に余る送別会でした。